2006年9月12日(火) 初回放送
語り:中村梅雀
撮影時期:2006年6月
街の中心に入ると大きな遺跡を見つけました。街の真ん中に遺跡?
なんでも最近、映画館を壊したら下から出てきたのだとか。ショプロンは2000年前、ローマ帝国の時代に交通の要衝として栄えた街。琥珀街道という通商の道が今もこの街の4m下を通っているそうです。
中央広場を歩いていると半分地下に隠れた店を見つけました。中に入ってみるとそこはワインバー、酒蔵のような不思議な雰囲気。聞くとかつてはワイン蔵だった場所を改造して地下酒場を作ったのだとか。ショプロンにはこうしたワインバーがいくつもあるそうです。
ショプロンはハンガリーでも最古のブドウ産地のひとつ。ケークフランコシュというブドウで作られたワインは、酸味のあるおいしいワイン。みんな朝から飲んでいましたよ。
街の外れに彫刻が施された家を発見。ガイドブックによると『2人のムーア人の家』。300年前に作られた建物で、当時の豊かな市民生活が分かるショプロンの観光名所です。中は博物館かな?と思って眺めていたら、窓におばあさんを発見。ここに住んでいるのだそうです。「みんな写真を撮って行くのよ」とニッコリしていました。