クアラルンプール／ マレーシア
2007年10月16日（火） 初回放送
語り：矢崎 滋
撮影時期：2007年7月
街の「孝行息子」
角で、ひっきりなしに客が集まる屋台を発見。
のぞいてみると、さつま揚げのような揚げ物を売っていました。どんどん客をさばく売り子の元気な少年が、｢テンプラ｣と声をかけてきます。お母さんの揚げるテンプラを、お兄さんと二人で袋に詰め、ソースをかけて｢また来てね｣と愛想良く声をかけることも忘れません。毎日学校が終わるとすぐに店へ来てお手伝いをするそうです。
街の「結婚式」
道路の上にテントを張って、ひときわ賑(にぎ)やかな笑い声。近寄ってみると大きな鍋を３つも並べて、何やら楽しげにかき混ぜる人々。何十人分の料理？と話を聞いてみると、明日は結婚式だとか。その準備をご近所総出でやっている最中だったわけです。近所の人が結婚するときはいつもこうしてみんなで準備をするのだとか。通りがかりの誰にでも声をかけて、お茶やお菓子を振る舞いみんなで祝う結婚式。｢暇なら明日の結婚式にもおいでよー｣と誘われました。
街の「パン屋さん」
静かな住宅街の午後。
パポパポーとラッパを鳴らしながら走ってくるオートバイ。バイクが見えないくらいにパンや駄菓子をたくさんぶら下げて、路地を走っています。豆腐屋さんに似たラッパの音を聞きつけて、駆け寄ってくるのは子供たち。お小遣いを握りしめて、お目当てのお菓子にまっしぐら！パン屋のおじさんは子供が１つ買うと｢ありがとう、もうお帰りよ｣と優しく声をかけます。
そう言われても、お菓子満載・夢のようなおじさんのバイクを、子供たちは追いかけちゃうんですけどね・・・。
※NHKサイトを離れます