これまでの街歩き

シアトル/ アメリカ

2008年12月4日(木) 初回放送

語り:山本太郎

撮影時期:2008年10月

街の「レコード店」

Photo

音楽好きなレコード店のおじさん。何とレコード収集を始めたのは9歳の時から!25歳の時にはテキサス州ヒューストンまで行って、3000枚もの45回転レコードを仕入れてきたそうです。今どき珍しいおじさんのレコード店には、75万枚のレコード、8トラック、DVD、カセットテープ1万本、78回転レコードは25000枚以上そろえているとか。
様々な場所を転々としながら、現在の場所に店を構えたのは7年前。街の音楽好きの皆さんの社交場にもなっています。中には、34年間おじさんから45回転レコードを買い続けるお客さんもいるそうですよ。

街の「跳ね橋」

Photo

ベルの音とともに遮断機の降りる跳ね橋「フリーモント橋」。1916年にフリーモント地区と対岸の住宅街を結ぶ道として、運河の上に架けられました。
橋のすぐ東にあるユニオン湖には、ヨットやレジャーボートがたくさん停泊しているため、これらの船が通る時にはしょっちゅう橋が上がったり下がったり。時間は決まっていないので、橋を渡る人はいつ止められるかわかりません。けれど、多くの人が船遊びをするシアトルの街では、不満や抗議もないのだとか。すぐ横には開閉の必要の無い高くて大きな橋が架かったにも関わらず、跳ね橋は取り壊される事なく街の人々に愛されています。

街の「アート」

Photo

橋の真下の道に潜むトロール像。トロールとは、北欧の童話などによく登場する妖精のこと。フリーモントトロールは、20年前の街の芸術コンクールで優勝した、れっきとしたアート作品です。重さ2トンの鉄筋コンクリート製で、高さ5メートル。トロールは自動車を食べているところです。
街には他にもおかしなアートがたくさんあります。交差点に立つレーニン像はソ連崩壊後この街へ運ばれ、物議をかもしつつもアートとして20年近く今の場所に立っています。また空高くそびえるロケットも、実は米ソ冷戦時代に製造された本物です。

※NHKサイトを離れます
ページトップ