2013年11月5日(火) 初回放送
語り:八嶋智人
撮影時期:2013年9月
オシャレな雰囲気のお店を発見。豪華な店内に入ると、まるで中世にタイムスリップしたかのよう。そこはおいしそうなケーキが並ぶカフェでした。
創業は19世紀。床のタイルはポルトガル、大理石はイタリア、天井のステンドグラスはフランス、金属製の手すりはイギリスから取り寄せて造ったというぜいたくさです。以前、イギリスの女王も来店したそうですが、今では誰もが気軽に優雅なひとときを楽しめる場所となりました。61年もここで働いているという店員さんは、結婚相手と出会ったのもこのお店だったのだとか。お店は人生そのものなんですって。いろいろな物語が刻まれた、味わい深い老舗カフェでした。
通りを歩いていると、旗のような看板を掲げたお店がありました。店先には、派手な布地がたくさん並んでいます。さらに2階へと上がっていくと、きらびやかな衣装と頭にかぶる羽飾りがズラリ。そこはカーニバル関係のお店でした。そう、リオといえばカーニバル。専門店があるなんてさすがです。
店内では、なにやら2人の男性が羽飾りの色をめぐってもめているみたい。50年以上も欠かさずカーニバルに参加しているという彼ら。「カーニバルのことで熱くなるのは当たり前だよ」と笑っていました。「カーニバルこそ我が人生」と言いながらちょっとステップを見せてくれました。リオっ子のカーニバル愛にふれた出会いでした。
路地で見つけたのは、地元の人々でにぎわう露店の市場。60~70種類もの野菜を売っているという店のお兄さんは「ブラジルは国土が豊かだからいろんな種類の野菜が採れるんだ」と自慢げです。
見せてくれたものはシイタケとネギ。ブラジルでも日本と同じように、焼いたものにしょうゆをかけて食べるんだとか。日本人が持ち込んだというシイタケやシメジも、そのままの名前で呼ばれていました。さらに市場には、色とりどりの唐辛子が並んでいます。買い物中の女性に一言聞いたら、すごい勢いでそれぞれの唐辛子の使い方を教えてくれました。リオの人は唐辛子が大好きなんですって。さすが、ホットな街!