これまでの街歩き

シドニー/ オーストラリア

2007年6月26日(火) 初回放送

語り:松田洋治

撮影時期:2007年3月

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かつては岩だらけ! シドニー発祥の地

入り江の前にそびえ立つ高層ビル群の窓は、朝日が当たって輝いています。ところが高架橋をくぐると、景色が一変!古そうなホテルや建物が続いています。ここが「ロックス」という地区。1788年に開拓が始まった、シドニー発祥の地と言われる場所です。窓掃除をしていた薬局の方の話では、ロックスのメインストリートがシドニー最初の繁華街。
進んでいくと、長屋風のお土産屋さんが見えてきました。 ん? 店の入り口ひとつひとつに番地が記してあるのに、ひとつだけ番地の無い入り口、狭い通路になっています。何?抜けた先は、何とむき出しの岩場。岩場がくりぬかれた場所があって、そこをアトリエにしている絵描きさんがいらっしゃいました。「開拓当初、この辺りは岩だらけの岬だった。だからロックスという名前が付いたのさ」と、絵描きさんは教えてくれました。思わぬ所で、ロックスの原点を発見です。
ハーバーブリッジが目前に迫る岬の先端は、芝生が広がって、日向ぼっこをするには最適の場所。
ここまででちょうどロックスの街を半分歩いたことになります。オペラハウスを眺めながら、橋をくぐって折り返し。橋をくぐった先の通りの両側は、1階、2階ともに大きなテラスがついた住宅街。これはオーストラリア独特の建築様式だそうです。これから秘密のビーチに行くというおじさん。おそろいの緑帽子でおしゃべりに熱中するおばあちゃんたち。日陰のテラスでくつろぐ仲良し姉妹。皆さん、シドニー最古の住宅の住み心地は、歴史を感じられて最高だ、とおっしゃっていました。
ロックスで出会った人々は、みんな底抜けに明るく、助け合いながら暮しています。そして何より、この街に誇りを持っているんだな、と実感した街歩きでした。

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