世界ふれあい街歩き

石の街・ジロカストラを歩く

　東ヨーロッパ・バルカン半島に位置し、1980年代まで鎖国政策を取っていた国アルバニア。その南部の都市ジロカストラは、20世紀初頭まで500年近くにわたってオスマン帝国の支配下にあり、トルコとヨーロッパとを結ぶ交易都市として栄えました。
　そんなジロカストラの街は、丘の中腹にある城を取り囲むように広がっています。今回の街歩きは、八百屋やカフェなど商店が軒を連ねる石畳の通りからスタート！
　通り沿いに建ち並ぶカフェは、朝から大にぎわい。みなさんここにやって来てよもやま話をしながらコーヒーを飲むのが毎朝の習慣になっているんだそう。その後、トランプを配るように石の瓦をふくベテラン職人に出会ったり、坂道で出会った女性たちに「すべらずに石畳の坂を上る方法」を教えてもらったり、子どもたちにジロカストラ版ジャンケン（!?）を教えてもらったり。それに、少しこわもてのウサギ大好きおじさんにも出会いました。なん何でも７歳のときから50年のウサギ飼育歴だとか・・・。そのちょっと意外な理由とは？
　通りだけでなく家の壁も屋根も塀も石でできている「石の街」で、素朴な人たちの笑顔に触れる街歩きです。