これまでの街歩き

バルセロナ・旧市街/ スペイン

2012年12月25日(火) 初回放送

語り:勝村政信

撮影時期:2012年11月

※動画の公開は終了いたしました

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「カタルーニャ」を大切に、陽気でにぎやかな人々と出会う街歩き

 晴天に恵まれた朝、ランブラス通りから街歩きをスタート。通りの真ん中には歩行者専用道路があり、その両脇に多くの露店が並んでいます。路地に入ると、多くの人でにぎわうレイアール広場に出ました。ここでお店を出しているおじさんに話を聞くと、ガウディがデザインした街灯を紹介してくれました。「この街灯は街の宝物だ」と誇らしげです。
 広場をあとにすると、今度は古い石畳が続く路地へ。そこではあちこちの壁に、絵や詩が描かれたタイルを発見。通りがかりのおじいさんから、このタイルは「歴史を表したカタルーニャ地方独特のもの」と教えてもらいました。
 お昼ごろに向かったのは、旧市街の中で最も古いゴシック地区。高い塔がそびえるサンタ・エウラリア大聖堂が見えてきました。大聖堂の前には、音楽に合わせて輪になって踊る人々が。「“サルダーナ”という美しい踊りよ。カタルーニャの伝統的なダンスなの」と、踊っていたおばあさんが教えてくれました。ここにもカタルーニャの文化が根づいているんですね。おばあさんからは「誰でも友達になれるダンスなの。あなたも踊らない?」と、突然のお誘い。いつかは一緒に踊ってみたいと思わせる、楽しいダンスでした。
 夕方、スペインの居酒屋“バル”を訪問。店の中は常連さんでいっぱいです。ここで昔漁師だったおじいさんとそのお孫さんに出会いました。お孫さんはおじいさんが大好きみたい。店に来ているのは笑顔のすてきな明るい人たちばかりで、話をしているだけで温かい気持ちになりました。
 カタルーニャの伝統を守りながらバルセロナで暮らす、陽気でにぎやかな人々との出会いを楽しむ街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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