これまでの街歩き

フィレンツェ アルノ川左岸へ/ イタリア

2013年7月23日(火) 初回放送

語り:林 隆三

撮影時期:2013年5月

※動画の公開は終了いたしました

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歴史ロマンと下町情緒漂うアルノ川左岸へ

 今回は、古き良きフィレンツェの面影が残る下町エリアの街歩き。アルノ川に架かる最古の橋・ヴェッキオ橋からスタートします。橋の上には500年前にメディチ家の命令で作られた高級宝石店が立ち並び、橋を渡った先にはかつてのメディチ家の住居であるピッティ宮殿がそびえます。
 壮大な歴史に思いをはせながら細い路地に入っていくと、今度は生活感がたっぷり。小さな広場では、職人さんたちが世間話に花を咲かせていました。この界わいは、古くから続く職人街なんだとか。さまざまな分野の職人さんたちが同じエリアに集まることで、連携プレーがしやすくなり、大規模な修復も手がけることができるそうです。芸術の街・フィレンツェはこうして支えられているんですね。
 路地の突き当たりには、華麗な装飾が施された建物があります。メディチ家の男性が愛人のために建てた館で、職人街の路地の下には愛人と会うための秘密の通路まであったんだとか。別の貴族の家には教会につながる通路があり、その教会前の広場で買い物帰りのご婦人たちがベンチに腰掛けておしゃべりを楽しんでいました。
 歴史ロマンと下町情緒が混在する、魅惑の路地を歩きます。

※NHKサイトを離れます
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