これまでの街歩き

ソウル・プッチョン(北村)界隈 / 韓国

2007年1月16日(火) 初回放送

語り:林 隆三

撮影時期:2006年12月

世界地図

地図

場所

600年以上の歴史を持つ韓国の首都・ソウル。人口およそ980万人の大都市は、政治や経済、文化の中心地として急成長をし続けています。
市内には、高層ビルや南大門市場など有名な市場が立ち並ぶショッピングスポットがあり、世界中から観光客が訪れる一大観光都市でもあります。
その一方で、三方を山に囲まれ、漢江という水にも恵まれたソウルは風水上も良い場所とされ、キョンボックン(景福宮)やチャンドックン(昌徳宮)などの歴史的な建造物が現在でも大切に保存されています。新しいものと古いものが調和した独特の魅力がソウルにはあります。東京から飛行機で2時間。日本と同じ様に四季があり、時差もありません。

Information

韓国伝統工芸品 メドゥプ

韓国の最も有名な伝統工芸品の一つに、ヒモを組んで作り上げる「メドゥプ」というアクセサリーがあります。番組では、メドゥプ職人のチョ・イルスンさんが作ってくれた「蝶」を紹介しましたが、メドゥプには他にも代表的な形がいくつかあります。「菊」はメドゥプの一番基本的な形です。子孫繁栄を表します。野菜の「ナス」も韓国ではとても縁起の良いものとされ、「ナスがどこでもよく育つという事から、ナスの実が結ぶ様に良い出来事が続く」とされ、よく用いられます。最近ではソウルっ子がメドゥプを流行に取り入れ、携帯のストラップなどとして幅広く愛用している様です。

花屋台

ソウルには街中のあちらこちらに花の屋台があります。女性客が大半を占める日本のフラワーショップと違い、ソウルの花屋台は男性客が多いんです。それはソウルの男性が花言葉で愛を告白する習慣があるから。
番組で紹介した花言葉の他にも、まだまだ情熱的な花言葉があります。
4本のピンクのバラは「私の愛から逃げる事は出来ない」。365本のバラは「365日あなたを想う」。1004本のバラは「あなたは永遠に私の天使です」という意味です。ソウルの男性はすごくロマンチスト。恋にお悩みのあなた、ソウルの男性を見習って花を贈ってみてはいかが?

韓国伝統茶

韓国料理には「食」すなわち「薬」という<医食同源>という考え方がありますが、韓国の伝統茶もその一つ。古くは宮廷で王様の具合が悪い時に、医者の指示に従って女官たちがお茶を作ったそうです。日本ではお茶といえば、「緑茶」など茶葉を使うものが主流ですが、韓国の伝統茶はナツメやカリンなど果実や穀類を使ったお茶が一般的です。民芸店や骨董店が軒を連ねる「インサドン(仁寺洞)」には伝統茶屋がたくさんあり、20種類以上のお茶が楽しめます。また、韓国最大の漢方薬専門市場「キョンドン(京東)市場」もお勧めです。伝統茶の材料となる朝鮮人参や五味子(ごみし)などの有名な漢方から、見たこともないような漢方まで様々なものが並んでいます。この市場に漂う漢方独特の苦~い匂いをかぐだけも、体が元気になるかも!?

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