これまでの街歩き

ウィーン/ オーストリア

2014年4月29日(火) 初回放送

語り:工藤夕貴

撮影時期:2014年3月

世界地図

地図

場所

 オーストリアの首都、ウィーンは人口約174万。ドイツから流れ込むドナウ川沿いに広がる美しい街です。
 ウィーンの繁栄は13世紀、名門王家ハプスブルク家が最初の都と定めたことに始まります。ハプスブルグ家最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が都市改造を行い、現在のウィーン旧市街を取り囲む「リングシュトラーセ」と呼ばれる環状道路が出来たのは19世紀末のこと。この通り沿いにはさまざまな歴史的建造物が立ち並び、建築様式の『ショーウィンドー』とも言われる都市に発展したのです。
 また、ウィーンには大きな劇場やコンサートホールが街の至るところに見られ、シューベルト、モーツァルト、ベートーベン、ヨハン・シュトラウスなどの音楽家が活躍した音楽の都でもあります。

Information

スノーボウル

 ガラスの中に作りだされた小宇宙の世界。振ると雪が舞いキラキラと光るスノーボウルは、ウィーンが発祥の地だって知ってました?今から110年以上前、電球の開発に明け暮れていた研究者エルビル・ペンツによって偶然作り出されたものだったのです。ウィーン郊外にあるスノーボウル博物館では、初期に作られたものから、街のシンボル「シュテファン大聖堂」やマリア・テレジア、マリー・アントワネットが過ごした「シェ―ンブルン宮殿」などウィーンの歴史を感じることができる、さまざまなスノーボウルを見ることができます。今回は特別にスノーボウルの作り方も紹介。実は簡単に自分だけのスノーボウルが作れちゃうんですよ!

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

 今回のナビゲーターは、音楽が趣味という双子の兄弟、ローレンツさんとゲオルクさん。おいしいものを食べると頭の中にステキな音楽が流れちゃうんだとか。モーツアルトの調べとともに、とっておきのグルメを紹介してもらいました!

パンちゃん

30センチ角の小さなパンに、タマゴやナス、魚介類などをのせたひとくちサイズの一品。トッピングは、全部で22種類。ずらりと並んだショーケースを前に、どれにしようかいつも迷っちゃうけど、ついつい食べ過ぎちゃうウィーン子も多いんだとか。

ケーゼクライナー

ウィーン版のホットドッグ。その作り方はとってもユニーク。熱くて硬い鉄の棒にパンをさし込んで穴をあけ、中にたっぷりと辛子を入れる。そこに焼きたてのソーセージをさし込めば出来上がり!ソーセージの中にはチーズが入っていてとってもジューシー!

バウムクーヘン

クルクルと棒に巻き付けオーブンで焼くこと10分。たったこれだけでホカホカのバウムクーヘンの出来上がり!砂糖、バニラシュガー、チョコシュガーをお好みでトッピングして召し上がれ!食べるとなんだか懐かしい気分になるウィーンっ子たちの家庭の味です。

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

ブルマウ
語り:つぶやきシロー

 電車でおよそ1時間半、ウィーンから南へ120キロに位置するブルマウにちょっと寄り道!訪ねるのは世界一の敷地面積をもつ温泉です。わずか17年前まではオーストリアで最も貧しい村といわれたブルマウでしたが、温泉のおかげで海外からも観光客が訪れるヨーロッパ有数の観光地になりました。この温泉を手がけたのは「現代のガウディ」と言われるウィーン生まれの建築家フンデルトヴァッサー。温泉を探して歩いていくと、突如と現れる不思議な建物群。一つとして同じ形のない窓と、色の組み合わせがカラフルな建物が丘陵に埋まったような・・・ヴァッサー流メルヘンの世界が目の前に広がっていました。

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