これまでの街歩き

トレド/ スペイン

2005年9月27日(火) 初回放送

語り:清水ミチコ

撮影時期:2005年7月

街の「待ち針の聖母」

Photo

上り坂の途中に、鍵のかかっている出窓のようなものを発見。中を覗くと、マリア様の絵が飾られていました。よく見ると、マリア様の足元にはたくさんの待ち針が。実はこのマリア様に、女性が待ち針をお供えすると、恋人ができると言われているのだそうです。とても古い言い伝えですが、今でも若い人が時々待ち針を入れるそうですよ。ちなみに、この待ち針の聖母が面している路地は、「待ち針通り」と呼ばれています。

街の「バル」

Photo

木で出来た素敵な店構えの中に入ると、お客さんでいっぱい。ここはバル。スペイン語のバーですが、日本で言えばお酒も飲める軽食屋さん。オムレツ入りのサンドイッチなどを売っていました。午前中なのに、お客さんはビールやワインを飲みながら食事を楽しんでいます。これは、朝食でもなく、昼食でもなく、おやつのようなものなんだそう。トレドの人は一日に何度も食事をするようで、会社がおやつタイムをくれるほど。インタビューに答えてくれたおじさん達の中には、30分くらいおやつタイムがある人もいました。

街の「刀剣屋さん」

Photo

街を歩いていると、刀剣屋さんを見つけました。しなやかで、折れにくいトレドの剣は昔から有名。いまではハリウッド映画で使われている刀剣の多くはトレドで作られたものだとか。
剣にも時代によって違いがあるそうで、例えば12世紀の剣は堅くて、音も鈍いのに対し、14世紀の剣はやわらかくて音も鋭いのだそう。この違いはとても大事で
オペラや演劇の関係者がリアルな音を求めて、買いに来るんだそうです。

※NHKサイトを離れます
ページトップ