これまでの街歩き

広州 西関地区/ 中国

2007年12月11日(火) 初回放送

語り:浅野和之

撮影時期:2007年9月

街の「街の格子扉」

Photo

広州西関地区の古い住宅は、門の形がユニーク。扉の上半分が格子なのです。
住んでいる方に聞くと、防犯にもなるし、風や光も入り、扉越しに話もできて便利なんだとか。門にはたくさん仕掛けがあり、格子戸は自動で鍵がかかります。100年前からそんなメカニズムがあるとは驚きですね。

街の「商店街のカンラン売り」

Photo

商店街を進むと、ラッパの音がきこえてきました。吹いているのはニワトリの着ぐるみを着た人。これは昔ながらのカンラン売りです。
カンランの実を砂糖や蜂蜜に漬けた甘いお菓子で、100年以上の歴史があります。商店の2階に住んでるお嬢さんにお金を投げてもらって、上にカンランを投げて渡していたんだとか。

街の「粤劇(えつげき)のカラオケ」

Photo

商店街を進むと、なんだか京劇のような歌が聞こえてきました。
歴史のありそうなお店の中は、広東省の地方劇「粤劇(えつげき)」を歌う場所でした。粤劇は、京劇と並ぶいわば中国のオペラです。400年前、明の時代から続く粤劇は、広州の上流階級の娯楽として親しまれていたと言われています。
今、歌っているのは近所のアマチュアの人たち。生バンドの演奏で粤劇を歌う、贅沢な遊びですね。

※NHKサイトを離れます
ページトップ