これまでの街歩き

重慶 磁器口(じきこう)/ 中国

2008年2月12日(火) 初回放送

語り:工藤夕貴

撮影時期:2007年12月

街の「棒棒(ばんばん)さん」

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午前10時、商店街に入ると、後ろから掛け声が…。重慶独特の天秤棒で荷物を運ぶ「棒棒さん」です。
この日は400キロものコンクリートの資材を6人で器用に棒で運んでいました。“平地は3尺もない”と言われるここ重慶は坂が多く道が狭いため、運搬はこの方法以外ないそうです。街のあちこちで棒を持った運送屋さん、「棒棒さん」を見ることができます。

街の「重慶名物“麻花”」

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午前11時になると、磁器口(じきこう)の商店街はほとんどのお店が開店し人も増えてきます。商店街で長い行列の店を発見、店の看板には「陳麻花」の文字。
麻花とは氷砂糖ともち米でできているお菓子で、油であげてあるので、香りも良く歯ごたえもあるおいしい重慶の名物です。重慶にはたくさんの麻花屋さんがありますが、ここ陳さんの麻花店は特に地元で評判のお店です。

街の「石で楽しむおじさんたち」

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午後3時、石段を降りた路地裏に人だかりが…。
取り囲んで眺めているのは石。川原で拾ってきた石を想像力をかきたてて見る「石遊び」を楽しむ人々です。例えば、この石はかばんを掛けている子供に似ているとか、あげくは毛沢東に似ているという石までありました。
おじさんいわく、石遊びの極意は似てないようで似ている石が良い。また、この趣味は便秘や精神衛生にも良いとのこと。20年以上この石遊びを続けているおじさん、全国大会に出場して金メダルを獲ることが当面の目標のようです。

※NHKサイトを離れます
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