これまでの街歩き

プサン 港からプサン駅界わい/ 韓国

2013年11月19日(火) 初回放送

語り:小倉久寛

撮影時期:2013年9月

街の「チャガルチ市場」

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 港近くにある、曲線的な屋根にガラス張りの大きな建物。プサンの街でひときわ目立っています。この建物、実はワンフロアすべてが魚市場のチャガルチ市場なんです。水槽には生きのいい魚に、カニ、貝など新鮮な魚介類がいっぱい。
 日本語であいさつしてくれた市場のおじさんに話を聞いてみると、ここは昔、すべて露店の市場だったのだとか。砂利(チャガルチ)がいっぱいあったから、「チャガルチ市場」という名前になったんだそう。「いつも笑顔で商売すれば良いことが待ってます」とおじさんは語ってくれました。露店の市場から頑張ったことで、今では立派なビルの魚屋さんになれたんですね。

街の「レンガ造りの古いビル」

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 中華街を抜けて歩いていると、趣のある古いレンガ造りのビルを見つけました。ちょうど入っていく人がいたので話を聞いてみると、このビルのオーナーさんでした。このビルはプサンの歴史的な建造物でその美しさにほれ込んで旦那さんに買ってもらったんだそう。
 中に入れてもらうと、毎週このビルでアコーディオンを練習している男性と、絵画教室を開いている女性に出会いました。このビルは古いけれど、皆それぞれの思い出が詰まっていて、大好きなんだそうです。プサンの人たちは、古いものを大切にして暮らしているんですね。

街の「屋上の家庭菜園」

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 長い階段を上り疲れたので、脇道に入っていくと、建物の屋上で何かをしている人を発見。屋上で野菜を採っているんだとか。
 誘っていただいたのでお邪魔してみると、屋上にはブドウやケール、サクランボが栽培されている立派な家庭菜園が。子育てで忙しかったけれど、お子さんが大きくなってからは季節の移り変わりを感じながら、家庭菜園を楽しんでいるんだそう。紅葉の季節は山全体が燃えるような赤色に染まるんだとか。屋上から眺めるプサンの四季の風景は、きっととってもきれいなんでしょうね。

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