これまでの街歩き

函館スペシャル/ 日本

2016年3月29日(火) 初回放送

語り:北島三郎

撮影時期:2015年10月

街の「イカのご主人」

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 函館駅から歩きはじめて間もなく、人々であふれるにぎやかなエリアへ。看板には「函館朝市」の大きな文字が。函館朝市は、新鮮な魚介や野菜など、北海道のあらゆる味が楽しめる“函館の台所”。終戦直後、小さな闇市から始まり、今ではおよそ250軒のお店が軒を連ねます。
 ひときわ注目を集めているお店をのぞくと・・・大量のイカが泳ぐ大きな生けすが!釣り堀になっていて、お客さんはイカを釣り上げ、その場でいただくことができるんです。あざやかな包丁さばきで観光客を魅了するご主人。オススメはイカの肝臓“ごろわた”。「鮮度が大事だから、ここでしか味わえませんよ!」とのこと。
 知られざる函館の珍味!新鮮だからこそ味わえる、とっておきの味に出会いました。

街の「和洋折衷の家」

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 函館山の麓に位置する「元町」は教会や洋館が点在する異国情緒たっぷりのエリア。石畳の美しい道を歩いていると、雰囲気の異なる3つの家屋が並んでいるのを発見。真っ白な西洋風の家に、外壁が板張りの和風の家。そして・・・二階だけピンク色の外壁をした半分洋風の家?
 不思議に眺めていると、和風の家からご夫婦が出てきたので尋ねてみました。「これは和洋折衷の建物なんです」と奥さん。函館には和洋折衷の建物が多く、遠くから眺めると二階部分だけが顔を出し、西洋の街のように見えるんだとか。
 ちなみに旦那さんはオーストラリア人。函館の雪に魅せられて移り住んだとのこと。
 函館は、昔から外国人に愛される街づくりが施されていったんですね。

街の「ばばあよさこい」

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 函館山の麓から海の方へ下って「弁天町」へ。人通りが少なく閑散としていますが、かつては漁業や造船業が盛んで、「函館発祥の地」と言われている地区です。
 昔の面影を探してのんびり歩いていると、カラフルな作務衣を着たご夫人の集団を発見。聞くと、これから踊りのお稽古だとか。「ばばあが踊るから“ばばあよさこい”っていいます!」と元気に教えてくれました。
 ご夫人達が踊るのは、高知県の「よさこい踊り」と北海道の民謡「ソーラン節」が融合した「よさこいソーラン」。元気いっぱいに踊ると、どんどん若返っていくのだとか。はつらつとしたご夫人たちの姿に元気をもらいました。

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